【日帰りハイク】オニオン

カナダ

バンフからジャスパーへ続く道、93号線沿いにあるボウレイクからオニオン(The Onion)という山に登ってきました。こちらはバスが通っていないので車でのみアクセス可能です。ボウレイクに1番近い駐車場はとても混み合うので、朝早めに出発することをお勧めします!93号線からボウレイクに入ってすぐのところにある駐車場は比較的停めやすいです。

オニオン

距離:19.5km

所要時間:7時間47分

標高差:961m

トレイルヘッド:ボウレイク駐車場

ルートタイプ:ピストン

(All Trailsアプリにて記録)

ボウレイクの湖畔からボウ氷河を見た時に左に見える、半円のような形をしたオニオンという山に登ってきました。トレイル上からはボウレイク、ボウ氷河、ボウフォール、そしてその奥のワプタ表現を見ることのできる贅沢なコースです!

ボウレイクの湖畔歩き

ボウレイクの駐車場からは、湖の周りを反時計回りに歩いていきます。朝は風が少なく、ボウレイクに山が綺麗に映っていました!

写真中央左の丸っこい山がオニオンです。

湖畔歩きは大体40分ほど。湖の奥の方へ行くと、氷河から溶け出した水が川になっていて、湖に流れ込んでいる場所を見ることができます。

湖畔沿いを進んで行くと、上の写真のように分岐のようなものが現れます。これは左の川沿いを進んで大丈夫です。右の斜面の方も道がついていますが、川が増水した時に右側から行って、次第に道になってしまった感じのする場所でした。

大きな岩登場

道なりに進んでいくと、渓谷が出てきて看板のある分岐が出てきます。この分岐を右側の方に進むとボウ氷河のすぐ真下につながるのですが、こちらのトレイル上で今年の6月頃に崩落があり、行かないようにと看板が出ていました。

分岐を左に進むと道が、見つけられませんでした…。

渓谷に出るのでどうやって渡るんだろうと思ったのですが、下の写真の岩をよじ登って行くそうです。最初はこれがわからずどこかに橋でもあるかと探してしまいました。

この岩、見ると大きいですがちゃんと手を掛けられる出っ張りみたいなものがあるので思ったより登りやすかったです。この岩を登るとちゃんとトレイルがつながっていました。

ボウフォールを望む

岩を渡った後少し歩くと視界が開けてきます。そうすると奥にボウ氷河から流れる滝が近くに見えてきました。川が合流している部分も見えますが、左側の方に伸びている川沿いを歩いていきます。

川沿いの岩がゴロゴロしている場所を進んでいくと、ピカが出てきました!岩と同じ色をしていて見分けづらいですが、高山帯で『ピ!ピ!』と鳴き声が聞こえたら近くを探してみてください。ひょっこり顔を出してくれる時があります。

途中少し川を離れて樹林の中を歩きますが、また川沿いに出ます。そうすると、前方に氷河が見えてきました。

この写真の真ん中に通っている川を右側に渡って、進んでいきます。氷河の溶け水が川となって、このトレイル上では何箇所も渡渉がりますが、午後の暑くなってくる時間には、水量が増えて川が渡りづらくなりますので気をつけてください。

上の写真の場所が1番川幅が広くて渡りづらかったです。石をジャンプしながら渡っていきますが、帰りは足を置く石がすでに水を被っていて、ささっと次の石に移らないと靴が濡れてしまいそうでした。

この川を渡って少し登ると、Bow Hutに到着します。予約が必要ですが、こんなところに泊まれるの羨ましすぎます。

小屋の前に大量の丸太が置いてありましたが、どうやって持ってきたんでしょう…?

氷河、そして氷原の姿が…!

小屋を後にして、ここからは今までよりも斜度のきつい登りとなります。ただ、景色が壮大で、じわじわと目の前に広がる氷原を見ながら歩くのできつさが気になりません。

奥に広がっているのがワプタ氷原。そこから氷河が流れ出しているのがよく分かります。氷河って近づくとやっぱり結構汚いですね。氷河って真っ白でツルツルのイメージがありましたが、実際みると春の残雪みたいな雰囲気があります。

奥の見えないところまでずーっとワプタ氷原が広がっています!写真に収まり切らないのがもどかしいですが、本当に山の上に氷が広がってるんだ!というのが目で確認できて感動でした。

オニオン山頂に紫玉ねぎ

ワプタ氷原を見ながらもう少し登って行くと、オニオンの山頂に到着です。山頂にはケルンと紫玉ねぎが置いてありました。まだ腐ってなかったので最近の玉ねぎですね。

奥にはボウレイクが見えます。ここを直進できれば近いんですけどね。だいぶ大回りをしてきたので標高差はなくそこまでキツくないですが距離が長いです。

これがボウレイクの上に見えていたボウ氷河。表面の雪が溶けて塵とかが見えるようになると氷の流れが見える気がしてきますね。

帰り道はピストンで同じ道を歩きます。湖、氷河、滝、氷原、そして玉ねぎと見どころの多い大満足のトレイルでした!

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