【日帰りハイク】マウントランドル

カナダ

バンフの街から見えるギザギザの山、マウントランドル。カスケードマウンテンと並んでバンフの象徴的な山です。バンフからキャンモアまで続いている山ですが、今回はこの山のランドル1と呼ばれているピークまで登ってきました(キャンモア側までに8つのピークがあり、ランドル8はイーストエンドオブランドルと呼ばれています)。トレイルヘッドはボウフォールの近くにあるので、徒歩や自転車でもアクセス可能です!

ランドル1

距離:18.8km

所要時間:7時間53分

標高差:1,792m

トレイルヘッド:バンフスプリングスホテルのゴルフコースの近くにあります。

ルートタイプ:ピストン

トレイルヘッドには駐輪場がないため、今回はボウフォールの駐輪場に自転車を停めて歩いてトレイルヘッドに向かいました。ボウフォールからSpray Riverの橋を渡り、道なりに進んでいくと、右側に馬の通る道が出てくるのでそこに入っていきます。ここから1km弱、平坦な馬の道を歩くと分岐があり、左側に登っていきます。この分岐には標識があ離ますが、壊れていて文字が読めまっせんでした。

朝のボウフォールからの日の出。

スイッチバックの道

トレイルが始まるとランドルはずーっと上りなのですが、最初の3kmほどは緩やかで歩きやすい樹林帯です。ただ景色がしばらく森の中なので飽きてきます。

その後、スイッチバックの道に出ます。急斜面にジグザグに道がつけられてあり、距離は長いですが登りやすくなっています。ただ、この道を歩いていると急斜面を直登する人も多く、トレイルではないところに道がついてしまっています。まっすぐ登ると確かに早いですが、割と急なので危なそうな感じです。

ジグザグの道が終わるとまた平坦な森の中をしばらく進みます。そうするとCentral Gullyという谷に出るのですが、ここからが急登の始まりです。ランドルは登山カテゴリーの中では“スクランブル”という種類に分類されます。ハイキングと違うのは足だけでなく手も使って登るルートのことを指しています。そしてここからがスクランブルの始まりです。結構な斜度の場所を登っていくのできついですが、森を抜けて振り返るとサルファーマウンテンの姿が見えました!

サルファーマウンテンって思ったより横に広がっていたんですね。この尾根歩きをしたら楽しそうです。

高度感のある龍の背

森林限界を超えた後も急登が続きます。Dragon’s Backと呼ばれる岩場に出ますが、ここら辺はまだ地面の岩が大きくしっかりしているので登りやすくはあります。急ですが。

こんな感じで左側は山がグリっと抉られていて落ちると危険です。写真だと斜面の感じが伝わりづらいですが、スキーの上級コースくらいの斜度があると思います。

また、ここの岩場あたりから道がわかりづらくなってくるので、霧が出ている時なんかは引き返すのが無難です。晴れていれば問題ないですが、一寸先は崖、という箇所がいくつもありました。

最後の急登ガレ場

龍の背を登りきるとまだもう一山越えなければいけないところがあります。ピークが龍の背を超えたところの右側に出てくるのですが、ここの登りが辛い。岩が細かく滑るので、3歩進んで1歩滑り落ちるみたいな感じで、なかなか前に進みません。

うーん、写真だと本当に伝わらない…

頑張ってここを登り切ると山頂に到着します。1番高そうな所がランドル1です。日本の山だと山頂に必ず看板が立ててあり、終わりが分かりやすいですが、こっちは特に何もないので引き返すタイミングが難しいですね。ランドルはこの先もキャンモアまで道が続いているのでいつかいっぺんに行ってみたいです。

キャンモアへ続くハイウェイが見えました。

帰りは同じ道を帰るだけですが、非常に長く感じました…。ランドルのぼったぞ!と言うために登る修行感覚の山でした。

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