クートニー国立公園内にあるスタンレー氷河を間近に見ることのできるトレイル。バンフから車で約30分のところにトレイルヘッドがあるので気軽な日帰りハイキングにちょうどいい場所です。
<スタンレーグレイシャー>Stanley Glacier
距離:11.5km
所要時間:3時間47分
標高差:617m
トレイルヘッド:スタンレーグレイシャートレイルヘッド
ルートタイプ:ピストン
(All Trails アプリにて記録)
山火事の跡地を抜ける
トレイルヘッドから最初の2.4kmほどは樹林帯を歩きますが、ここは1968年と2003年に大規模な山火事のあった場所。なので、木々が枯れているところの間を歩くのかなぁと思っていたんですが、さすがに22年前の火事だからか、割と木が青々としていました。
何も知らずにトレイルを歩いていたら気づかなかったかもしれませんが、「山火事があった」ということは知っていたので周りをよく見てみると、背の高い木はほとんどなかったり、倒木がたくさんあったりしました。

もうちょっと分かりやすい写真撮ればよかった。
水が染み出す岩壁
森を歩いて橋を渡り、またしばらく平坦な道を進んでいくと次第に視界が開けてきました。右側にスタンレーピークの絶壁が現れます!

トレイルはすごく緩やかで歩きやすいですが、周りの景色は岩壁に囲まれていてかっこいいです。ここから距離は短いですが急登を登っていくと、更に壁が近くなります。岩に染み込んだ水が滝みたいに流れ出している場所も。なんで空洞ができるんでしょうね?

氷河が作り出した地形を歩く
岩場をどんどん上がっていき、後ろを振り返ると壮大な景色が広がっています。氷河は川とは違って幅の広いU字谷を作ると言われていますが、まさにU!!という感じの地形でした。

奥まで進むとスタンレーグレイシャーの姿を発見。思ったより小さい。数十年後になくなっていても納得しちゃうくらいの小ささ…。氷河の上に氷原広がっているんでしょうか?

このスタンレーグレイシャー付近の地層は化石がたくさん見つかる場所というのを聞いたので、大きな岩とか観察してみたんですが、見つけられませんでした…。もっと岩壁の近くの方まで行かないとダメだったかもしれません。
帰り道は同じ道を戻っていきます。ちょうど駐車場に着く直前に雨が降り出したのでナイスタイミングでした。